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国立音楽大学附属幼稚園・小・中・高等学校を経て、同大学器楽学科ピアノ専攻卒業。同大学院オペラ科ピアニストを務めたのち渡独。
ドイツ国立カールスルーエ音楽大学大学院修士課程 (Master) ドイツ歌曲伴奏コースを審査員満場一致の最優秀で修了後、ソリスト養成課程 (Solistenexamen) に進学し、修了時にリート(ドイツ歌曲)ピアニストとしてドイツ国家演奏家資格を最優秀の成績で取得。
在学時、同大学付属オペラ研修所、及び声楽科授業補助ピアニストを務める。
カールスルーエ音楽大学より奨学金を得るほか、バーデン・ヴュルテンベルク州(ドイツ)芸術財団から奨学生として芸術基金を受ける。
バーデン州立歌劇場にて国際ヘンデル協会主催公演、オペラ「ルクレツィア(ヘンデル)」「ペレアスとメリザンド(ドビュッシー)」にはピアニストとして出演し地元紙にて絶賛を博すほか、「後宮からの逃走」(モーツァルト)、「スペードの女王」(チャイコフスキー)、「真夏の夜の夢(ブリテン)」等、オペラ研修所における数々の公演にてピアニストを務める。
カールスルーエ音楽大学在学中、入学式典にて在校生代表として演奏。また、国営バイエルン放送(Bayerischer Rundfunk)のラジオ音楽番組『Taktlos』で、演奏がライブ放送される。
第14回イタリア・アルジェント国際音楽コンクール室内楽声楽部門第2位(1位なし)、カールスルーエ音楽大学コンクール室内楽声楽部門入賞、日本アンサンブルコンクール優秀演奏者賞。
アムステルダム王立音楽院(オランダ)、ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)、ベルリン・ドイツ歌曲アカデミーマスタークラス(ドイツ)、及びサイトウキネンフェスティバル「若い人のための室内楽マスタークラス」(日本)合格。
ドイツをはじめとするヨーロッパ各地で演奏会に出演するほか、ハーグ(オランダ)で、ソプラノ・黒田なるみとの初デュオリサイタルが地元紙にて好評を得る。
ピアニスト小原孝氏の共演者として、木下牧子連弾曲集「迷宮のピアノ」、ウィリアム・ギロック作品集「ギロック・ベスト/レベル1・2」「ギロック・ベスト/レベル3・4」をリリース。また、フルーティスト奥原由子氏の共演者として、CDアルバム「春の声(オムニバス)」「春の憬れ(モーツァルト名曲集)」を録音、アレンジも行う。
平成22年度文化庁新進芸術家在外派遣員。
「新進芸術家海外研修員」によるスペシャル・ワールド・コンサート(日本演奏連盟主催/東京文化会館)にて黒田なるみと日本でのDUOデヴューを飾る。
黒田なるみ&石井里乃〜帰国記念〜デュオリサイタル(銀座王子ホール)は、日本演奏連盟/増山美知子奨励ニューアーティストシリーズに選出され、好評を博す。
帰国後はヴァイオリニスト・天満敦子氏の共演者として全国各地の公演に同行。
これまでに、ピアノを池澤幹男、加藤一郎、小原孝、小畠康史、橋本正子、吉田みどり各氏に、伴奏法を河原忠之氏に、ドイツ歌曲を白井光子、Hartmut Höll(ハルトムート・ヘル)両氏に、フランス歌曲をAnne Le Bozec(アンヌ・ル・ボゼック)氏に、日本歌曲を塚田佳男氏に師事。
現在、日本声楽家協会ピアニスト。日本演奏連盟会員。
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