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 《オンライン研究会》







 

川上 洋司(テノール)
Hiroshi Kawakami (Tenor) 



東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修了。オペラ研修所修了。渡邊高之助、高 丈二、L.グワリーニ、P.M.フェッラーロの諸氏に師事。1984年から1987年までイタリア共和国・ミラノ市に留学。
1985年、1986年、〈ヴェルディの声〉国際コンクールに入選。1986年6月トーティ・ダル・モンテ国際声楽コンクールでマリオ・デル・モナコ賞受賞。同10月ベッリーニ国際声楽コンクールに第3位入賞(1位なし)。1984年フィレンツェ市フチェッキオにおいて《ラ・ボエーム》に出演、主役のロドルフォを演じた他、1985年ミラノ市でコンサート形式による《ラ・ボエーム》のロドルフォを、1986年ヴィラフランカで《仮面舞踏会》のリッカルドを演ずる。1984年から1987年までにミラノ市をはじめイタリア各都市において30回のコンサートに出演する。1987年7月ヴェルディの生地ブッセートにおいて夏のオぺラ・フェスティバルに参加。イタリアの名テノール、カルロ・ベルゴンツィ氏の代役として、《運命の力》のドン・アルヴァーロを演じ、絶賛される。1988年二期会公演《カルメン》でドン・ホセを、1989年《運命の力》でドン・アルヴァーロ、《椿姫》でアルフレードを、1990年《蝶々夫人》でピンカートンを、と立て続けに出演し、張りのある美声と端正な歌唱でいずれも高い評価を得ている。
1992年3月の二期会初の原語上演による《カルメン》でもドン・ホセで出演し好評を博した。1995年日伯修好百年記念《夕鶴》ブラジル公演で大喝采を浴びる。1997年2月には二期会公演《カヴァレリア・ルスティカーナ》でトゥリッドゥを演じ、更にレパートリーを広げている。1998年9月には新国立劇場・二期会共催公演《アラベッラ》でマッテオ役を、2000年3月には同じく共催の《沈黙》に出演、大好評を博す。コンサートでも活躍しており、N響をはじめ主要オーケストラと、《第九》(ベートーヴェン)、《千人の交響曲》《大地の歌》(マーラー)、《テ・デウム》(ブルックナー)、《スタバト・マーテル》(ロッシーニ)他で共演し、好評を得ている。
東京藝術大学名誉教授、東京音楽大学客員教授、二期会会員。日本声楽アカデミー会員。(2018/11/4)