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望月 哲也(テノール)
Tetsuya Mochizuki (Tenor) 



東京都府中市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程オペラ科修了。学部卒業時に安宅賞、松田トシ賞を受賞。大学院入学時にNTTドコモ奨学金を授与。二期会オペラスタジオ第43期マスタークラス修了。修了時に最優秀賞、川崎静子賞を受賞。第35回日伊声楽コンコルソ第3位入賞。第11回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位入賞。第70回日本音楽コンクール(オペラアリア部門)第2位入賞。平成19年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員。09年6月までウィーン国立音楽大学研究課程リート・オラトリオ科にて研鑽を積む。オペラでは《魔笛》《ドン・ジョヴァンニ》《コジ・ファン・トウッテ》《椿姫》《愛の妙薬》《ランメルモールのルチア》《セヴィリアの理髪師》《こうもり》《ポッペアの戴冠》《ナクソス島のアリアドネ》《サロメ》《エジプトのヘレナ》《ニュルンベルクのマイスタージンガー》等多数出演し、いずれも高評を得る。06年の二期会とハンブルク国立歌劇場の共同制作《皇帝ティトの慈悲》(演出:P.コンヴィチュニー)における歌唱・演技は新聞雑誌等で高い評価を得、09年二期会公演《カプリッチョ》(演出:J.ローウェルス)では、演出家からの絶大な信頼を得、高評を得た。2010年3月にはびわ湖ホール・神奈川県民ホール・ベルリンコーミッシェオーパー共催の《ラ・ボエーム》(演出:A.ホモキ)にロドルフォ役で出演。宗教曲の分野でも評価は高く、《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》《クリスマス・オラトリオ》のエヴァンゲリストをはじめ、《メサイア》《レクイエム》《第九》《エリア》等、そのレパートリーは30作品以上にもわたる。06年2月には津田ホールの委嘱作品、演劇的組歌曲《悲歌集》を世界初演し、これまでに5回の再演を行う。また09年3月より王子ホール主催《Wanderer~さすらい人》リサイタルシリーズを開始、第1回には、シューベルトの連作歌曲《美しき水車屋の娘》を演奏し、第2回は2010年5月に開催。世紀末のウィーンを代表する作曲家であるマーラー、ヴォルフ、R.シュトラウスの作品に意欲的に取り組み、この模様はNHK「クラシック倶楽部」にて放送されている。現在、マイスターミュージックより《Il mio Tesoro》《Amarilli》の2枚のアルバムをリリース。
今夏には待望の第3弾CD《ひそやかな誘い〜リヒャルト・シュトラウス歌曲集》をリリース予定。08年3月にはポーランド・レグニツァ市立劇場《魔笛》タミーノでヨーロッパデビュー。ウィーン楽友協会での《第九》演奏会、同年8月にはオーストリア・シュタイアー音楽祭に出演するなど、ヨーロッパでの活動の場を広げている。鈴木寛一、A.ポーラ、E.ヘフリガー、W.ムーアの各氏に師事。二期会会員、日本声楽アカデミー会員、聖徳大学兼任講師。(2011/6/24)