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小貫 岩夫(テノール)
Iwao Onuki (Tenor) 



北海道出身。同志社大学卒業後、大阪音楽大学首席卒業。文化庁オペラ研修所第11期修了。
飯塚新人音楽コンクール声楽部門大賞(文部大臣奨励賞)。日伊声楽コンコルソ第2位入賞。
コンセール・マロニエ21声楽部門最優秀賞受賞。読売新人演奏会、ABC新人コンサートに出演。
音大在学中の95年、堺シティオペラ「魔笛」タミーノ役に抜擢され、テオ・アダムら世界的歌手と共演し、デビュー。この成功により、ドイツ・ケムニッツ市立歌劇場より招聘を受け、96年同役で出演し、地元紙より好評を得る。98年より文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノへ留学。2000年、R.シュトラウス「サロメ」(若杉弘指揮)で新国立劇場デビューを飾り、続けて東フィル「オテロ」(大野和士指揮/演奏会形式)に出演。01年二期会・新国共催「リゴレット」、二期会「ファルスタッフ」、02年二期会・新国共催「忠臣蔵」岡野金右衛門、二期会「ニュルンベルクのマイスタージンガー」難役ダーフィット、「椿姫」に出演。04年新国・二期会共催「鳴神」(市川團十郎演出)では白雲坊役を好演。06年、R.シュトラウス「ダナエの愛」(演奏会形式・日本初演)、二期会「コジ・ファン・トゥッテ」(宮本亜門演出・文化庁芸術祭大賞受賞)フェランド役、07年7月には二期会公演「魔笛」(実相寺昭雄演出)タミーノ役で喝采を浴びた。またブリテン「ねじの回転」のプロローグとクィント(01)、マスカーニ「友人フリッツ」のフリッツ(04)などで新国小劇場に、びわ湖ホールへはヴェルディ「スティッフェーリオ」(05)などに出演。その他、「セヴィリヤの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵(日生劇場)(98)、「ファルスタッフ」のフェントン(堺シティオペラ)(04)などを歌っている。
コンサートでは、01年、イシハラホールにてリサイタルを開催。その後、04年マルコ・アルミリアート指揮、読響による歌劇「道化師」(演奏会形式)、05年群響「スペインの時計」(演奏会形式)でも高い評価を得ている。その他では「第九」「メサイア」「レクイエム」(ヴェルディ、モーツァルト)などを歌っている。またNHK-FM「名曲リサイタル」に出演するなど、テレビ・ラジオにも度々出演。06年には、武道館での公演、なかにし礼作・世界劇「黄金の刻(とき)」で厨子王役を歌い、大晦日に全国放送されるなど、活動の幅を広げている。二期会会員。(2007/11/7)