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  《オンライン研究会》




 






田口 智子(ソプラノ)
Tomoko Taguchi (Soprano) 



第73回日本音楽コンクール1位。アルカモ国際声楽コンクール3位および特別賞(伊)。ヴィシネフスカヤ国際オペラ・コンクール審査員特別賞(露)。コネリアーノ国際室内楽コンクール最優秀デュオ賞(伊)。 大阪府出身。小・中学校時代をオーストラリアで過ごし、愛知県立芸術大学卒業、東京藝術大学大学院修士課程修了、同大学院後期博士課程において、ショスタコーヴィチの声楽作品についての研究で博士号取得。在学中からMarcella Reale氏に師事し、声楽及び、舞台表現法など細部にわたる指導を受けた。 2003年に笹川日仏財団に派遣されパリ市立シャトレ劇場研修生として渡仏。以来、ヨーロッパではモンペリエ、マントンなどの主要な音楽祭でソロ・リサイタル、ロシアでは、モスクワの「帰郷」音楽祭やカザンのタタールスタン歌劇場「シャリャーピン音楽祭」他に出演した。 2006年にベルギー王立モネ劇場でモーツァルト作曲「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージでデビューして以来、同劇場で様々な公演に出演。また、ドイツのハノーファー国立歌劇場ではモーツァルト作曲「イドメネオ」エレットラ役として急遽招聘されてデビュー。 また、プッチーニ作曲「蝶々夫人」やヴェルディ作曲「アイーダ」のタイトル・ロールとしてベルギー・オランダのツアーに参加した他、ロンドン、パリ、ブリュッセル、フローニンゲンでベートーヴェン「交響曲第9番」のソリストとして招かれた。その語学力と柔軟性を活かした幅広いレパートリーを持つことで近・現代曲でも評価され、細川俊夫作曲「大鴉」のスイス公演や、シェーンベルク作曲「月に憑かれたピエロ」ソリストとしてリール歌劇場(仏)に出演。また、 2021年末まで3年間モスクワに滞在し、語学及びロシアの文化や歴史について探究した。
これまでに堀江典子、神田幸子、Marcella Reale、Christiane Patard、Mireille Alcantara、Susanna Eken、 Jose Van Damの各氏に師事。平成18年度文化庁在外研修生。日本声楽アカデミー会員。(2022/4/16)