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小林 大作(テノール)
Daisaku Kobayashi (Tenor)
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東京藝術大学卒業。同大学大学院修士課程修了。文化庁オペラ研修所第11期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員として一年間イタリア(ミラノ)にて研鑚を積む。2001年イタリアのターラントで行われたローランド・ニコロージ国際声楽コンクールにおいて特別奨励賞を受賞。
声楽を松浦健、平良栄一、高橋大海、ジョルジョ・ロールミの各氏に師事。
「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオ役でオペラ・デビューを果たして以来、「コジ・ファン・トゥッテ」のフェランド、「魔笛」のタミーノ、「愛の妙薬」のネモリーノ、「椿姫」のアルフレード、「リゴレット」のマントヴァ公爵、「ラ・ボエーム」のロドルフォ、「蝶々夫人」のピンカートン、「アドリアーナ・ルクヴルール」のマウリツィオ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のトゥリッドゥ、「ムツェンスク郡のマクベス夫人」のジノーヴィ等を演じ、その輝かしい声、高い音楽性、スタイリッシュな演技は常に高く評価されている。2002年には二期会ニューウェーブ公演でモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」ネローネ役を、2004年には日生オペラ2004モーツァルトの「後宮からの逃走」ベルモンテ役(日本テレビ系で放映)を熱演し、2009年には二期会ニューウェーブ公演「ウリッセの帰還」では忠実な羊飼エウメーテを演じ、“安定した歌唱力、自然な演技で、客席を惹き付けた。”と評された。
また、93年藝大メサイアにおいてソリストに選ばれて以来、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、シューベルト「ミサ曲」、メンデルスゾーン「讃歌」「聖パウロ」等のソリストとしても常に安定した実力を示し、好評を博している。
レッシュ理論(4スタンス理論)の指導者としての資格を有し、声楽レッスン、合唱指導に取り入れ、成果をあげている。
現在、東京学芸大学教授。レッシュマスター級トレーナー。日本声楽アカデミー会員。東京シティオペラ協会会員。二期会会員。
(2022/4/6) |
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