馬原 裕子(ソプラノ)
Hiroko Mahara (Soprano) 



鹿児島県出身。東京藝術大学声楽科卒業。同大学大学院修了。第14回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位及び中田喜直賞を受賞。第3回長久手オペラ声楽コンクール第1位。第77回日本音楽コンクール第3位入賞。これまで小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトにおいて「こうもり」イーダ、アデーレ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「ラ・ボエーム」ムゼッタで出演。また2005年には小澤征爾指揮東京オペラの森「エレクトラ」に出演。
同年秋よりドイツに渡り研鑽を積む。帰国後数多くのコンサートで活躍。近年では2011年東京二期会公演「フィガロの結婚」バルバリーナをはじめ、2012年新国立劇場高校生のための鑑賞教室「ラ・ボエーム」ムゼッタ、2013年東京・春・音楽祭「ファルスタッフ」ナンネッタで出演し、いずれも好評を博す。
コンサートに於いても、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「四季」、メンデルスゾーン「エリア」「賛歌」、ベートーヴェン「第九」等、多くの公演で活躍。また、日本歌曲演奏や新作歌曲演奏を積極的に行っており、深い洞察力と表現力で多方面からの信頼を集めている。瑞々しい歌声と確かな歌唱テクニックで期待と注目が集まる気鋭のソプラノ。(2017/4/5)