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行け、我が想いよ 金色の翼に乗って 11年目を迎えたチャリティコンサート 公演監督 鈴木寛一(声楽家) 囚われのユダヤ人が遠い祖国を想って歌いあげる歌劇「ナブッコ」の表題合唱は、イタリアの第2国家としても親しまれています。皆様もどこかでお聴きになられたことがあるでしょう。滑るような息に乗せて歌われる流麗な旋律は、一人一人の歌が絡み、うねりあいながら聴き手を包み込みます。この歌はこのたびのコンサートでプログラムの最後に出演者全員で歌われます。 チャリティコンサートは演奏する者、聴く者、そして携わる全ての者の気持ちが一つところに集って成り立つことは言うまでもありません。 チャリティ=慈善、あわれみ助けること。 自戒を込めて申し上げますが、自分のことで精一杯の日常の中で、他者へどれだけ思いやりの気持ちをむけられているでしょうか。昨今の殺伐とした事件の多くはそのような社会性が根本にあることはご同感いただけるかと思います。 一人一人が出来ることを行って、それがチャリティ活動につながればこんなに嬉しいことはございません。そのような気持ちで続けて早11年目をむかえました。 音楽は意志力です。圧倒的な存在感を示す今回の出演者達は、それぞれの世代において日本を代表する歌い手たちです。彼らが歌う歌から、このコンサートにかける気持ち、歌の素晴らしさをお感じいただけるはずです。どうぞ最後の合唱までお聴き頂き、いっしょに心の中でお歌い頂きたく存じます。会場全体で素敵なハーモニーを奏でようではありませんか。 例年同様に社会福祉法人「読売光と愛の事業団」のご賛同を頂戴致しました。公演の余剰金は心身障害者への社会支援や、アイバンク運営、福祉のために献金されますことを申し添えます。 |
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公演日 |
2006年7月17日(月・祝) 開演:18:00(17:30開場) (終了) |
場所 |
東京藝術大学奏楽堂(大学構内) (JR/東京メトロ[上野駅]/JR[鶯谷]下車徒歩10分) |
料金 | 全席自由(一般3,500円 学生2,000円) |
予定曲 | モーツアルト作曲 「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 |
合唱 |
●日声協祝祭合唱団、東京声楽教育センター、日本声楽家協会研究所 |
チケット取り扱い |
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主催:日本声楽家協会 NPO法人日本の音芸術を創る会 問合せ:03-5834-0615 後援: 国土交通省 社会福祉法人 読売光と愛の事業団 東京藝術大学音楽学部同声会 協力:東京声楽教育センター |
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第1部 モーツァルト作曲 コンサートアリア《私はあなたに明かしたい、おお神よ》 モーツァルト作曲 歌劇《イドメネオ》より 〈海の外なる胸の内の海は〉 モーツァルト作曲 歌劇《フィガロの結婚》より 〈もう飛ぶまいぞこの蝶々〉 モーツァルト作曲 歌劇《フィガロの結婚》より 〈あんたの勝ちだと言ったな〉 モーツァルト作曲 歌劇《フィガロの結婚》より 〈楽しい思い出はどこへ〉 モーツァルト作曲 歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》より 〈恋人よ許してください〉 第2部 シューマン作曲 《ひそやかな涙》 ヴォルフ作曲 《ミニョン「君よ知るや南の国」》 J.シュトラウス2世作曲 《春の声》 日本のうたメドレー 真島圭編曲 第3部 ヴェルディ作曲 歌劇《トロヴァトーレ》より 〈炎は燃えて〉 プッチーニ作曲 歌劇《トゥーランドット》より 〈誰も寝てはならぬ〉 ロッシーニ作曲 歌劇《セヴィリアの理髪師》より 〈今の歌声は〉 ロッシーニ作曲 歌劇《セヴィリアの理髪師》より 〈私は街の何でも屋〉 ドニゼッティ作曲 歌劇《アンナ・ボレーナ》より 私の生まれたあの古城 ヴェルディ作曲 歌劇「ドン・カルロ」より 〈一人さびしく眠ろう〉 マスネ作曲 歌劇《ル・シッド》より 〈おお、いと高き裁き主にして父なる神よ〉 グノー作曲 歌劇《サフォー》より 〈不滅のリラよ〉 マスネ作曲 歌劇《ウェルテル》より 〈春風よ、何故に私を目覚めさせるのか〉 ヴェルディ作曲 歌劇《ナブッコ》より 〈行け、我が想いよ、金色の翼に乗せて〉 |
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